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山紫水明、月と共に有り。(プラネット・ヒーリング Vol.2)
三輪アキラ 8/7(土) 13:40:23 東京都/男性/-


天然自然の真夏の夜の夢。。。温室化が加速され、
フェーン現象を伴う都会のクソ暑い夏の日々を「下界」と称するなら、
険しい山の頂に、ひっそりと透明な水をたたえる山上湖は、
まさにその文明の呪縛を解かれた、別天地としての「上界」。
駆け足で通りすぎる短い高山の夏の日々。
花たちはいっせいに芽吹き、咲きほこらんとするばかりに、
あたりを色とりどりの原生色で埋め尽くす。
様々なキラメキを持った昆虫たちが舞い、鳥が飛び交う、ほんの僅かなひと時。
この高地では最も美しい季節を迎える。一瞬だ。梅雨が明け、8月半ばの秋の気配を感じる
までのわずか1ヵ月にも満たないこの山上での「夏」の季節に、満月は1度だけ訪れる。
しかも曇っていれば、来年まで待たなければならないという特別な日。
今回はその奇蹟が訪れたのだった。
月齢15.0というほぼ完璧な満月の日に天候が荒れやすい山上が晴れるという・・・。
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8月1日、、八ヶ岳の奥深くにひっそりと水を湛える白駒池に向かった。
「山上湖で月を見る」という目的を携えて。
30年前に1度訪れ、原生林に囲まれ、人工的な手がいっさい入っていない標高2,115mの
この湖に、当時の最も多感な少年時代、何か特別に神々しいものを感じたもののだった。
その30年という歳月は、この湖をどう変化させたのだろうか? それにも興味があった。
自然の美しさを損なってばかりの「開発」が横行する中、
もはや過ぎし日の変わらぬ美しい光景は、山上に見いだす他はないのか・・・。


30年ぶりに湖のほとりに立った。嬉しいことに、目を覆いたくなるような「悪しき開発」は
それほど進んではいなかった。
確かにハイカーの数は増え、昼間はそれなりの観光客で賑わってはいたが・・・。
当時は訪れる人も少なく、ひっそりとしていた山小屋の前からボートに乗れ、
少々賑やかだったりとか、池を一周する遊歩道が整備された程度。・・・まだまだいけるぞと。


今夜は山小屋に一泊して、夜ゆっくりと月を見ようという計画だ。
思っていたように東側の山の稜線は低い。特に一個所、山と山のキレメがあり、そこから
月が出てきたら申し分ないなと下調べをしてから山小屋に戻り、夕食。さすがに満室の賑わい。
とにかく中高年夫人のハイカーが元気で、ほんとに増えているなあと思う。
月の出は水平線で7時34分。山だから、かなり遅れて見えてくるだろうと思ったが、
この美しく澄み渡った湖のほとりでゆっくりと待つことにした。
さすがに月を見ようなんていう者はまったくいず、ほとんどの客はそそくさと部屋に戻り
寝てしまったようだ。1時間たったが、月はなかなか出てこない。
山の稜線のどこから出るのか・・・。少し闇の中を懐中電灯で照らし歩いてみる事にした。
その時ふいに「月があった」。ギラギラと山の稜線の上にあった。
何かゾクッとする冷やりとした不思議なものを見るかのように、いきなり出ていた。
真東からかなりずれていたようで、ちょっとウカツだった。


しばらく歩き、ちょうど真正面に月が来る水辺のほとりに落ち着く事にした。
「下界」で見るよりは明らかに澄み渡った輝きを放つ月。風のない穏やかな夜。
ミラーレイクのような水面に、月はわずかばかりの「ゆらぎ」を見せながら、
完全に上下対象に写り込んでいた。
ときおりサザ波が立つと、美しい月光の照り返しを放つのだった。
高地特有のピーンと張り詰めたような夜の緊張感。鳥の囀りもカエルの声もない、
木の葉のそよぐ音すらもない、真空のような空間。
なんというシュールで不思議な光景なのだろう。
さすがに夜になると吐く息が白く見える程気温は低くなる。
この1日を逃せば、ゆっくりとくつろいで見れる場所ではないだろう。
奇蹟のように天から授かった1日。


月の光も闇の中に吸い込まれ、星々の輝きをそこなう大気すらないような凛とした強度の強い、
光ある夜の空間。ずっと自らのテーマであった、「オルタナティブ(もうひとつ別の)」なシーン。
それを求める為に、私は月にこだわっているのかもしれない。
月がもう一つの別の恒星(太陽)となり、新たな惑星に降り立った気分を味わえる。
それは、脳髄の一部だけを刺激するだけの中途半端なバーチャルや映像ではない、本物の大地だ。
天が唯一、地球に住む生物達に気まぐれに与えた、確かな現実の中でトリップできる、祝祭日。


今日は、15年もののモルトウイスキーと対峙しよう。
このシーンなら20年ものでも30年ものでも惜しくはない。
スコッチはこうして飲むものなんだよと酒は語る。
シュールな輝きを放つ空間は、その触媒で、より深く鮮やかに浮かび上がってくる。
数少ない目に見えるシーンでのトランス。
これこそが私が追い求めてきたもののひとつではなかったか。
夜の空間の中で、澄んだ原生湖と月。夜静まった生き物達。本物の野性の輝きを放つ光と・・・。
サザ波が立つごとに美しい波光が現れては消え、また現れては消える。視覚の三重奏。
シンプルでムダのない演奏は続く。


次回の満月は、8月30日。今度はほとりに、人の気配や山小屋のない、
はるか山の上の完全な原生湖や地トウでみたいという願望が生まれた。
それはどこか? 白馬大池も野反湖も、ミクリガ池も尾瀬沼も、山小屋はあるが・・・。
苗場山頂湿原か、芳ケ平か・・・。こんなふうに探してみるのもまた旅の楽しみの一つだ。
山はすでに秋で、寒さもより厳しくなるんだろうなあ。






このM’s BARも、しばらく休止する事となりました。
夢雲Miwa  5/30(水) 14:21:58 -/-/-


>Sakiさん、お店がしばらく「臨時休業」だったので、
ご案内が遅れてしまって、申し訳ありませんでしたm(_ _;)m 
ここのマスターが長期出張で、ずっとお休みしてたもので・・・


何やら、今度は「BAR MIXI」というところで
今はシェーカーを振っているそうですよ^^




さて、このM’s BARも、しばらく休止する事となりました。
現在は、ここのカラーも引き継いで、mixi内で、「夢雲のフォト日記」という形で、
よりパワフルに展開しています。是非そちらの方をご覧くださいね^^


なお、まだmixiを始められてない方で興味がある方には、招待状をお送りしますので、
私の方へメールしてくださいね♪


それでは、「アディオス!!」






西の終章
犬吠時間 by 夢雲Miwa 【3】 3/3(金) 20:44:34 -/-/-


そして、反対の明るさを増してきた西側では、
月が「幻想」のエピローグのように、
その役割を終えようとしている。


この日は満月の翌日だから、1時間ほどの出入のズレがある。
満月(十五夜)の朝は、
日の出と月の入が同時刻に水平線でピタッと合うのだ。


そこには必ず「天空の意志」と「宇宙の強靱な必然性」がある。
その整合性が何を意味するのか・・・。その答えを捜し求める事こそ、「旅」なのかもしれない。






浄土ヶ浜
とりぞう 9/14(水) 23:05:42 神奈川県/男性/54才


極楽浄土にこの世で行けたら、きっとこんなところだろう。
まさに名詮自性の宮古の浜にはそこはかとなく海面の静けさと
朝日が昇る前のかそけき薄明かりが似合う。
日の出直前の静寂さがたまらなく、浄土そのものだ。
本物の浄土よりこの世で行ける浄土がわたしには似合いそうだ。
果てしなく探求し続ける浄土探しの夢追い人はいかがでしょうか。






水の精、白一輪。
戸隠紀行 by 夢雲Miwa【1】 5/14(土) 23:46:31 -/-/-

缶詰状態だったGW。山の「気」を吸いたいと、うまく仕事の合間をぬって向かったのは、
信州・戸隠。3年程前、夏に3日程かけて行った、かって知ったる地。
古くから、信仰の山として開発されている奥深い高地。
ほど良く整備され足回りが良い為、充分に日帰りで行けるエリアだ。


私にとっては、日光、八ヶ岳、霧ヶ峰の次ぐらいに行きやすい高原になるだろうか。
今回のお目当てのひとつは、尾瀬より一足早いミズバショウ。
白いトンガリボウシをつけた、可愛らしい独特の高原の花・・・。


◇ ◇ ◇


花は「原生花園」がいい。辛口に言うなら、
今回、観光客で賑わう整備された植物園内にも、密集して沢山咲いていた。
が、静かに歩く山道の途中。自然の懐に抱かれ、
さりげなく水辺に寄り添うように咲くこの花の方が、100倍は可憐だと思う。
大自然の中で咲く、そのワイドビューとマクロビューにこそ、美の本質があるからだ。
今回はそんな原点のようなシーンに触れられて、とても爽やかな気持になった。


春の陽光を一身に浴びて、小川の畔でカレンに咲いている。
なんて言ったらいいのだろう・・・。「生命の唄」そのままの、春の高原の美しい詩情。
で、思わず口ずさむ例の唄。


「夢見て咲いているミーズのホトリ」。
自分も夢見て立っているミーズのホトリ・・・。




さて、そろそろ真打:尾瀬の春もやってくる。
今年は念願のミズバショウの尾瀬、秘湯の昔ながらのホタル、
ブナ林に眠る神秘の青い沼と3部作で春をいってみたい。


>とりぞうさん、地方行脚の旅の土産話、楽しみにしていますよ。
たぶんブログでそのご様子、くわしくは拝見できそうですね。
このM's BARでも、お酒を片手に語っていただければと思います。


>風人さん、また「旅の話」を聞かせて下さい。
現在進行形でなくとも、かつての話でもいいですよ。
ノスタルジーにこそパワーがあります。


さて、ちょっと「こ、これは!!」と言えるシングルモルトを手に入れた。
「まいったなー」と言えるほど・・・。今度はその話も。




U.S.A. GRAND CANYON-1 act2
風人(かぜにん)TAKA 2/11(水) 14:13:28 東京都/男性/秘密

雄大な風が吹いている。 GRAND CANYONを私は今、私は見下ろしている。言葉では言い表わすことのできない自然の偉大さが体の中に染みてくる。ロッキー山脈に源をもつコロラド川の何百万年の侵食よりつくり出された大峡谷。谷の幅は6.5〜29km、高さ1375〜1737kmにも達する。赤茶けた岩柱、オレンジ色の岩壁、ピンク色の壮絶な形状をした断崖、紫色の深淵、緑色の丘陵と、さまざまな色彩が混じり合う。し〜んとした広大な空間を目にした時、妙に心が静かになる様に思えた。自分と自然がシンクロしているそんな気がした。M氏と共に「谷を降りて見よう」と言う事になり。簡単な装備、ナップサックとスナックと飲み物とお酒とラジカセを持ち行動開始。降りてゆく時は脚を前に出せば自然に進む。周りの風景を楽しみながら、どこまでも続く道を歩きだす。所々にある植物や昆虫などが気分をリズミカルにしてゆく。空気感がまたいい暖かくやわらかい爽やかな風も感じる。こんなに、荒れ果てた場所にもさまざまな命があるんだと心に刻む。ようやく谷を降りコロラド川を一望出来るポイントヘ。途中大きなサボテンや草花そして小さな泉、そこでなにげななく見ると野生のバンビがすぐ目の前に、きよととんとした子供の様な表情が妙に印象的に覚えている。さらに、コロラド川を見降ろす最高の場所へ。足元の先は断崖、そこで大好きな音楽とジンで酒盛り不思議なほど風景と自分達が一体になってゆく。つまみに持って来たクラッカーを足元に落とした時小さな野ねずみが拾いに来るこんな所にも力強い生命を実感する。あたりは赤紫からブルーヘさまざまに変化しながら夜の戸張が降り始め、満天の星と月とGRAND CANYONとモニメントがオーバーラップしてまさに微睡みのひととき・・・。



   無雲Miwa 2/13(金) 11:28:22;  [削除:]
いいねえ! 情景が甦ってくるようだ。TAkAさんの回想力に、感服!
今から15年以上も前だよね。何年の時だったっけ?
この時は、私にとっても始めてのグランドキャニオン。
今だにあの谷の底で、真っ赤に染まった岩肌に包まれ、
クラプトンのレイラを聞きながら、ジンで乾杯した事を思い出します。

ここで最近出会った、とある作家のちょいといい言葉を一つ。
「ノスタルジーは文化なんだな〜」・・・と。

ジープ島水中フォトグラフ
とりぞう 9/12(火) 00:10:30 神奈川県/秘密/秘密


エビスガーデンプレイスの東京写真美術館にて中村征夫氏の
写真展に何とジープ島の写真を見つけました。
えびくらげをつつくアイゴの仲間とクレジットされている一枚
ご覧を。
今年も三輪さんの最大のピークモーメントのツアーの季節となりましたね。
写真でわたしは相変わらず我慢します。






Blue Magic
Saki 3/3(土) 20:34:37 海外/女性/-

Mixiで素敵な写真を拝見したので、早速こちらのバーにも立ち寄らせていただきました。
写真が。。。すばらしいとしかいいようがなくて。。
なんか、JEEP島に行った気分を超えて、住んでる感覚さえ覚えてきました。
こんなに説得力のある文章と写真は初めてで、感動しています。


JEEP島は、まだ行った事がないのですが、でじゃびゅーモード炸裂で、みたことがあるような風景と、懐かしさ、そして、早く行きたい気持ちで
いっぱいになります。


この写真、このページに出会えたことを心から感謝します。


お酒は飲めませんが、飲みたくなるようなページですね。


私は、青という色がもともと大好きで、
私の風水カラーでもあるので、ここぞっていうときは、
青の服で営業とかいっていますよ。


ますます青が好きになりました。


ありがとうございます。




ちょっと一杯
ガイア 2/16(金) 20:17:04 -/-/-

ガイアです。雰囲気のいい居心地の良さそうな
BARを見つけてしまい、つい寄ってしまいました。


先日の巣鴨での一献は嬉しく思います。
頂いた、ジープの本も面白く読ませていただきました。
ジープ島は確かにあこがれの世界ですね。


ディープブルーに包まれたM'sBARなかなか落ち着きがあって
いいですね。


また遊びに来ます。



   夢雲Miwa  2/17(土) 14:40:42;  [削除:]
ガイアさん、廃墟のように眠るM’sBARへようこそ(笑)
ここは、浮世を離れ、時が止まった沈船、
まさにマイフェバリット沈船:文月のように、海の底に沈んだBARです。
訪れる人もほとんどいないので、静かでいいですよー♪
ゆっくり一杯やっててください。マスターは今はやめちゃっていないのですが、
私が気が向いたら、代わりに顔を出しますね^^

お久しぶりです^^
夢雲Miwa 2/5(月) 19:56:22 -/-/-

お元気そうで、何よりですね♪
この写真のような夕陽、確かになかなか見れないですねー!


夕陽を見て一日が終わる・・・、
やっぱりそれが一番人間らしい一日だなあと、最近無性に思います(笑)




今晩は
とりぞう 2/4(日) 05:12:23 神奈川県/秘密/秘密

本当に久しぶりですね
とりぞうも開くのが久しぶりでしたので
西の海に沈む決定的瞬間の夕陽の画像を見て
感動しました
ミキシーだけでなく
時々こちらへも顔出して忘れないで下さい




専門用語で言うところの、「ワイングラスの夕陽」を見れて・・・
夢雲Miwa  1/31(水) 18:03:59 -/-/-


ここへは久しぶりの書込みだ。
ずっとmixiを中心に日記を書いていたので、
なかなか時間が取れなかった・・・。


でもここは、私の心象風景を映し出す大事な場所・・・
言わば原点でもある。
少しずつでも、また再開したい。










さて、この現象はとっても珍しい! 空気の澄んだ冬場とは言え、
ここまで西の水平線が晴れていている事は、めったにないだろう。
場所は内房の富浦。この日は先日の1月下旬・・・。
しばれるような寒さで、流石に「BAR」という訳にはいかなかったが、
赤に染まる水と大気の世界に、しばしたちすくんだのだった・・・。






そろそろ。
夢雲Miwa 9/12(火) 12:13:28 -/-/-

>とりぞうさん、ご無沙汰してます。
そうそう、先日、六本木zabooの割引券贈っていただき、ありがとうございました。
ここしばらく、仕事ずけだったのですが、そろそろまた「旅心」がうずき始めています。
今週、釧路を狙って入るのですが・・・。




神々の庭にて。
夢雲Miwa 7/21(金) 20:22:32 -/-/-


とりぞうさん、私が13日に旭川から帰京だから、
ほんとバトンリレーのような北海道でしたね。
この時期のオホーツクの原生花園、素晴らしいでしょうね^^
来年こそは、これを狙ってみたい。
写真は大雪山。
久しぶりに、大きく魂を揺すぶられる時空間と対峙しました。
凄まじいばかりの迫力でした・・・。






北斗の地に夢託して
とりぞう 7/19(水) 10:45:29 神奈川県/秘密/秘密

入れ違いの北海道の旅路。
お互いに充電しましたね。
14日旭川空港入り。
旭川から石北峠で車で北見入り。オホーツクの海にて原生花園。
再び札幌から一昨日帰京。
北の大地は息吹と壮大のエネルギーに支えられて
旅を果てしなく夢雲の如く男のロマンをかきたてますね。
人生夢を追い続ける!
これこそ男の甲斐性。勲章かな?




ラベンダーの香りに誘われて。
夢雲Miwa  7/17(月) 23:49:24 -/-/-


夢雲のさすらいの旅日記・6(北海道・美瑛〜大雪山〜旭川〜富良野)


前回、札幌を基点として、小樽〜支笏湖〜札幌と3日間巡ったのだが、
ちょうど1ヵ月後の今回、北海道熱?も覚めやらぬまま、
旭川空港を基点とした4日間の旅に出た。
今年は北海道の地元の人もなげく程の雨の多さ・・・。
果たして幸運の女神がほほえんでくれるかどうか?
巡っている時は、常に天候との格斗だったが、
全体的に見ると、またしても素晴らしい旅だったと思う。


そして北海道とは、この国の旅のロマンと絶景がギッシリとつまった、
「旅王国」である事を改めて実感したのだった。


旅を語る事とは何だろう・・・? 人生の「美」を語る事? 
立松和平氏が、『もう美しいものしか見まい』と言ったが、まったく同感!
この世界に美しいものがあれば、どこにでも赴いて、この目で実際にしかと見てみたい。
時間と金銭的余裕がある限り・・・。そして自分の言葉で語ってみたい。
そこで感じた事が全てであるから・・・。


■1日目:美瑛
丘の町、びえい。最も「北海道」を感じさせる風景だと思っていた。
そして実際にその地に立ってみて、改めてそう感じる。
白いジャガイモの花に代表される、アースカラーの落ち着いた素朴な美しさ。
農家の畑がパッチワークのようになだらかに広がり、木や林が絵のようにアクセントをそえる。
コマーシャルの撮影に使われた場所が、過剰に観光ポイント化された感はあるが、それも良しと・・・。
(スカイラインの広告に使われたケンとメリーの木のポイントを、
後生大事にしているのには、さすがに笑ってしまったが)
私もロケのプロ。その道中で、無数の「ケンとメリーの木」を発見する事だろう。旅は常に発見である。


夕暮、360度視界の広がる気に入った丘の上に立ち、暗くなるまで「月の出」を待つ。(この日満月)
酒は「大雪乃蔵」。やがてキラキラと澄み切った大きな月が、丘の上に輝き始めた。
そして翌朝は3時起床。旅の早朝は、常にプラチナタイム。
地元の人に聞いた取って置きの穴場:「キガラシの畑」にしばし立ちすくむ・・・。


■2日目:大雪山
実はこの日は富良野へ行く予定で大雪は3日目のはずだったが、
3日目から天候が大幅にくずれるという事で、急遽この旅の最大のハイライトをこの日に持ってきた。
これも宿をその日に決める。臨機応変な流れ旅だからこその妙。


それにしても久しぶりにぶっ飛んだ!! 私は山歩きは大好きで、
本州や九州のいろいろな山に登ったが、さすがにスケールが違う、まさに「大雪」だった・・・。
ここはアイヌ語で『神々が遊ぶ庭』、そう呼ばれていた地だ。
ふところの巨大な、ずっと憧れでもあったこの秘境の山岳地。
日本のどこよりも短い夏を謳歌すべく咲き競う草花たち・・・。
その旬の時間にこの地に立て、「神々が遊ぶ庭」の片鱗を少しでも見れた事が本当にうれしかった。


絶景とは、本当はゾクッとする程怖く、そして大自然が「水と光と風」で創り出す瞬時のシーンである事。
そしてじっと辛抱強く待つ事が大切だと・・・様々な事をこの地から教わった。


■3日目:旭川
この日は朝から雨模様だったので、急遽今話題の旭山動物園へ。
ここに務める人達の、「行動展示」という手創り感覚の情熱は、確かに伝わってきた。
・・・さて、私はこの日記で余りマイナス的な部分は語りたくない。
いいものを見つける事の方がよっぽど重要なので・・・。
ひと言、『タマ動物園と横浜ズーラシアは改めていい動物園だと思った』という程度にしておこう。


そして夜は地のサカナを腹いっぱい。
オホーツクから毎日直送されるという居酒屋にじっくり腰を落ち着け、
いやー、食べた食べた! パフンウニ、毛ガニ、キンキ etc・・・。
その中でも毛ガニのミソの上品な味わいは特筆もので、忘れられない味となった。


■4日目:富良野
女神はほほえんでくれた。この日は朝から快晴!
旅はまた、香りでもある。今も持ち帰ったラベンダーのひとにぎりの生花の香りをかいで、
この日記を書いている。


ファーム富田。そしてその主人、富田忠雄。私は2代に渡ってラベンダーに情熱と人生をかけた
この人間の生き様と事業に、とても興味が湧いてきている。
ここは大型バスが乗り付け、人が溢れる、まさに「観光地」そのものだが、全てに渡ってしっかりCIされ、
観光事業として徹底されていて、逆にとても好感を持った。
ここなら1日ラベンダーづけになっていても飽きないだろう。


そして最後にこの地でも当然「穴場」を見つけた。
富良野を見渡せる丘の上に建つ「10年館」という喫茶店。
主人が10年かけて全て手造りで造ったという、木造の小屋。そこで一杯のコーヒーを飲んだ。
1日ここにいて、のんびりとくつろぎたい・・・そこまで思った、いままででも唯一の店だった。
窓から見える景色、テラスのムード、店内の手創りのインテリア、コーヒーの味、BGM、静けさ・・・。


『素晴らしいです!』とその主人に言った。『でしょー?』とガンコそうな主人のクチモトが1mmほころんだ。


まだまだ一生、北海道熱は冷めそうにもない・・・。




☆KEN -ダイ- さん、
私は、旅はいろんなスタイルがあると思っていますよ。
一人旅が基本と言えど、しっとりと彼女と行く旅、大勢でわいわい楽しくやる旅・・・どれもいいですよね。
その時やりたいと思ったのが一番です^^






「うたかた」 の場所 
KEN -ダイ- 7/12(水) 01:49:18 埼玉県/男性/秘密

一人で旅に赴けば、人を想い。人の輪にいれば、旅を想う。
孤独と、人のぬくもりと、自然へのささやかな感動!
それが真の漂泊者になれぬ自分が、己が内なる小宇宙を見つめて見出した結論。
孤独と自由の澄み切った硬質の世界と、ぬくもりとしがらみの暖色な世界!
その狭間に喜びを感じる、あわれな蝙蝠!
それに悩んだ日々もあったが、今はそれで良いと思っている。


ここはその様な者が翼を休める 「うたかた」の場所。
良い BAR ですね!




夏の夜の「蛍酒」の極みの中に。  
夢雲Miwa 7/4(火) 21:42:42 -/-/-


夢雲のさすらいの旅日記・5 
(新潟:魚沼・八海山の麓でのホタル旅)


毎年6月にホタルを見に行く旅を組み立てて、もう何年にもなる。
昨年はわざわざ九州・福岡の星野村という所まで出向いていった。
で、今年こそは、自然発生では日本一と言われる鹿児島の川内川を
狙ってはいたのだが、仕事の調整と天候の関係で断念・・・。
更に、山口、広島、富山と、計画は立てるのだが、今年は
例年以上の頑固な梅雨・・・。なかなか実現にこぎつけられなかった。


地元に住んでいるのなら、雨の上がり目を見て、パッと見に行けるのだろうが、
こと東京からの「旅」となると、それなりの条件のいい天候が必要となる。
そんな矢先、降って湧いたような一瞬の1日だけの晴れマーク。そして仕事のスキマ・・・。
このタイミングで見れる所を大急ぎで捜し、そして今年選んだ所が「ここ」だった。
日本酒で有名な地は、水と米が旨い。
そして広大な田んぼ。酒と水と米と蛍と・・・、イメージがシンクロしていく。
こうして、私の旅の輪郭が形づくられていく。
何よりも「ホタルの里」があるのが組み立てやすかった。
だいたい、こういう村おこしで人口的に造られた所は面白くはないのだが、最悪でもここで見られ、
更に必ず近くに地元の人しか知らない「穴場」があるものだ。今回はそれに期待して・・・。


初日、六日町の駅の近くに宿をとり、足回りのいいレンタサイクルを借りる。
昼間は、この里山をホタルのポイントを捜しながら、のんびりと駆け巡る。
暑い! 盆地特有の蒸し暑さだ。たださすが里山。夜を迎える頃は、夜風が肌に心地よく感じる。
今日はこの「大月ホタルの里」。ホタル見物の車とバスがひっきりなしにやってくる。
その音とライトの光がかなりうざったいのだが、
自然の景観をあまり損ねないで造られたここは、それなりに結構好感は持てた。
9時すぎ、バスも去り、ようやく静かさを取り戻した。やれやれ・・・。
そしておもむろに清酒八海山(当然、純米吟醸)を取り出す。酒屋で仕入れた箱の中に
氷をギッシリしきつめ入れておいたので、キーンとこれ以上ない程冷えている。
旨い!! 今まで飲んだ中でも、最高に旨いロケーションとシチュエイションだった。


八海山のふもとで、八海山の清流がはぐくむ田んぼを見ながら、名酒:八海山を飲む・・・。


酒はやはり、その生まれた土地で飲むのが一番! まさに名刀の切れ味。ふくよかな米の水。
喉に清流の滝のように滑り落ちていく。それから再びホタルの光の舞いに見入る。
なぜホタルの光を、毎年必ず見ずにはいられないのか? それは日本という地において、
蒸し暑く雨の多いうっとおしいこの季節だからこその「清涼な紅一点」。
全ての季節には「旬」がある。この季節において、それが最強・最高の夏の風物詩だからだ。


成虫になってたった一週間だけのはかない命。
その間、雨露だけをすすり、最後の生を交尾を目的に最大限の自己主張で光りを放つ。
いとおしい命。昆虫特有の素朴で単純で、コケットな存在のはかなさ・・・。究極のマイノリティ・・・。
手のひらの中でかわいらしく、呼吸するように光りを放つその神秘性・・・。
少年の頃見た、ノスタルジックで哀愁を帯びた光のペイジェント・・・。
それは人間の感性の最も深い所に届く光なのだ。
「生という光」の、これは凝縮されたシンボリックな形なのかもしれない。


夜になると蒸し暑さを残したまま、里山は心地よい風に包まれる。
この皮膚感がたまらなく心に触れてくる。
酒の触媒を借りて感性を研ぎ澄まし、ホタルの声を聞く。天上には星が見える。
その星に向かって飛翔するホタルは、文字通り昇天するかのごとく・・・。
この星と蛍の光との競演が大切だった。だからこそ「晴れ」が必要だったのだ。
1本の木に何匹ものホタルがとまり、同時に点滅をくり返す。夏の夜の自然が奏でる、
クリスマスツリーの宴。それは年に1回、心の内に必ず訪れてほしいものだった。


翌日は八海山の4合目までロープウェイで登り、少し登山してみた。ところがあいにくの雲空。
今にも雨が降りそうな気配・・・。あわてて、下山し戻ると、雨が本格的に降ってきた。
実はこの2日目、地元の人から聞いた「穴場」にいってみる予定だった。
これを自分の中では最大のハイライトにしたかったのだが・・・。あきらめて東京に帰るか?
いや、もうちょっと待ってみよう・・・。
地元の郷土料理を食べてみたり、日帰り温泉などを楽しんで時間をやり過ごしてみた。


小雨に変わる。行こう! 場所は永昌庵というお寺。
ただ寺と言っても回りは広ーい田んぼで、開放感もあり、とてもキレイに手入れがほどこされている。アマガエルが我が物顔で歩き回る、コケに包まれた素晴らしく感じのいい寺だった。


五木寛之氏はよく読む作家だが、「百寺彷徨」というのが最近の氏のテーマであることを
思い出した。私は自然の森羅万象そのものが特に好きで、
人の造った神社や寺や宗教というものにほとんど興味はないのだが、
今回の旅で不思議な縁となったこの「寺」という存在に、何かしら心を動かされたのだった。
ごたぶんにもれず、この地でも全ての沢という沢がいじくり回され、ホタルは壊滅状況である。
その中で、古来からの伝統を保っているこの寺でのみ、ホタルが自然発生しているというのも、
何か「現代そのもの」を感じる。


寺の住職はいるのだろうが、人の気配はいい意味でほとんどなく、
もちろんホタル見物の人の姿もまったくない。6時頃から小雨の中、暮れなずむ薄暮を楽しみ、
ゆっくりと酒を飲む。そしてほどなくして、奇蹟のように雨があがった。
星はさすがに出てはいないが、ホタルの光を見、酒を飲むにはこれ以上ない時空間だった。
そして、キッカリ7時半、最初のホタルの光が小さな沢に現れた。
1つ、2つ、3つ・・・。次々と現れたホタルの光の中で、今宵静かに、心の底から酔おう。
そしてホタルの光の演舞が始まった。数はそれほどでもない。
ただ本当の自然発生のホタルだからゆえに価値がある。


もはや、これを見ることは今後益々難しくなっていくだろう・・・。養殖しないと見れない・・・。
これはある意味。種の絶滅である。
私のように子供の頃からずっとこの愛らしい昆虫たちを見続けてきた者には、
現代の日本社会の自然破壊の恐ろしさとスピードは、計り知れないものがあるのを感じる。
この国はものすごいスピードで日本全土の川や海をコンクリートで塗り固めようとしている・・・。
だからゆえにホタルなのだった。あと何年あるがままの姿で見れるのか・・・。


ただ旅は日常ではない。刹那の流れ者の独り言・・・。
そしてこの日、この時、この場所に全てを完結させたい。
夏の夜、肌に心地よいホタルとの清涼でシュールなこの瞬間を祝して、、乾杯!!




なお、当サイトの[GALLERY]の中でも、「漂流BAR]というテーマで、「旅酒」の話を書いています。
興味のある方は是非ご覧ください。
http://www.akira-miwa.com/4_gallery_essay_b1/index.html






旅の予感。
夢雲Miwa  6/23(金) 22:22:19 -/-/-

フーテン師さん、うっとおしい梅雨の脱出を兼ねて、再度でっかい道へ行ってまいります。
今回はなんとか無理をして来週前半の4日間を捻出。(後が怖い・・・)


旭山動物園、富良野、美瑛、大雪山と・・・。


ですね。つくられた観光名所に、私もなんの興味もないです。
その隙間にある、土地と文化と人と生き物達が織りなす、ナチュラルで閃光のような
インスピレーションの発見。これに尽きます。さあ、いざ出発だ!!




人の出会いこそ偉大なる財産
フーテン師 6/21(水) 09:06:20 秘密/秘密/秘密

奇しくも先週木曜日〜日曜日まで旭川〜札幌間を行ったり来たりの四日間
でっかい道を満喫してきました。つくづく人生は旅であると実感。  


中でも旅でのさまざまな人との出会いに共感を覚えます。


 風光明媚な名所旧跡観光旅行にさして興味もなく、
 しわの刻まれた大地に生きる地元の人との出会いに
 なぜ偉大なる心の財産があることに気がつかないでしょうね。


小樽の人の話楽しみにしています。




ハート・オブ・ゴールド。
夢雲Miwa  6/18(日) 13:24:09 -/-/-


夢雲のさすらいの旅日記・4 (北海道・小樽〜支笏湖〜札幌)


学生の頃、当然ロック少年だった。
いつも何かに飢え、そして何かを捜し求めているような・・・。
そんな中で、特に好きだったミュージシャンがニール・ヤング。
彼のシングル、「ハート・オブ・ゴールド」(邦題では孤独の旅路)は、
擦り切れるまで聞いたものだった。
吉祥寺のロックスポットでは、まるで閉ざされた石のように
「サザンマン」を聞いていた。


私の旅の原点には、このニールヤングが常にあったような気がする。
何かを求めて旅にさすらい、雑草のように、そして異邦人のように 孤独に静かに・・・。


大学時代、春休みを利用して3ヵ月間、
アメリカ全土とカナダ&メキシコへの放浪の旅に出かけた。
ロスからニューヨークまで1ヵ月半かかった・・・。 私にとってのさすらい旅の原点。
不思議な事に、今またその時のスタンスに戻っていくような感じだ。
あの時憧れ、不器用に実践しようとした事を、
もう一度やってみようかという、そんな気分の中での旅・・・。


今回の主な目的は、満月と語る事。
2月の犬吠埼、3月の松川浦で、ともに素晴らしい月旅ができたのだが・・・、
4月・5月と天候と仕事に閉ざされ、いささか精神的にも疲れていた事で、
この6月はなんとかしたいと思っていた。
しかし例年より早い梅雨空に、残念ながら計画が閉ざされていた。
そこでふと思いついたのが、「北海道には梅雨がない」という事。
天気予報を確認すると、全くない訳ではないが、 やはり本州その他とは明らかに違う。
そしてこの「北海道月旅」の計画が急遽始まった。


天気と仕事のバランスの調整・・・。
ようやく3日間の奇跡的スキマを捻出し、久しぶりの北海道の旅。
こういうスリリングな日程のコントロールも、また旅の醍醐味でもある。
基点は千歳空港。目星を付けていたのは小樽と支笏湖。
あの霧にけぶるさいはての小樽の月の夜、
あるいは静かで広大な北国の湖で見る月光の旋律。
そんなものを頭に描きながら、その時の気分やインスピレーションで
自由に旅を組み立てようと思っていた。 当然ホテルの予約も入れないで・・・。


結果的には、その2箇所と札幌の三都物語ならず、 三所物語のような形になった。
旅先では、小樽の先の余市でニッカウイスキーの余市工場に寄り、
スコットランドに思いを馳せた男の物語に浸りながら酒を飲む、
なーんてのも考えたが、これはスケジュール上断念。
あるいはニセコにまで足を伸ばし、雄大な北の湖沼群を散策するのも
考えたが、これは雪どけが遅く、こちらも断念。


そんな訳で、小樽に1泊、支笏湖で1泊の、2泊3日。
最終日、思った以上に支笏湖が素晴らしく、
もう1日見て(原生花の花畑の中で登山する計画で)、
夕方札幌で旨いものを食べてから空港に直行する予定にしたが、
急な天候の悪化で雨が降り、 急遽昼前には札幌に戻るというスケジュールに変更。


これから時間を見つけて、のんびりとここで語っていきます。
しかも今回、旅先での人とのふれあいが特に印象的だったので、
そんなものを中心に据えてみてもいいなあと思う。 さて、どうだったのでしょう?


ハート・オブ・ゴールド・・・。
旅にはいつも黄金のキラメキを持つ、インスピレーションの閃光がある。


そして浮き草のように日常を離れ、その土地の持つ黄金に触れること。
そして帰り、キビしい現実に戻った時でも、 少しでも穏やかで柔軟な心になっていればと思う。


PS. 写真 :支笏湖畔の夕暮にて  






忙中旅あり。
夢雲Miwa  6/9(金) 22:17:37 -/-/-

とりぞうさん、昨年はご存知のように、九州福岡の星野村でのホタル旅情。
今年はならばと、日本一と言われる鹿児島の川内川を狙ってはいたのですが、
雨と仕事とのタイミングで断念・・・。
でもこのタイミングをスリリングにコントロールし、スッと旅に出るのもまた乙。


日本列島が梅雨にすっぽり包まれても、最後の手段、北海道があるじゃあござんせんか!
来週頭、月光にけぶる小樽を目指します。
いやはや、この旅にかける情熱を、もう少し仕事の方にも向けたいと思う今日この頃です。(笑)


PS.ホタルは新月の頃、富山を狙います。
八尾町といういい里山があるのですよ。そこは「ただあるがままにホタルがいる」町。
村おこしでガチャガチャとホタルを観光の目玉にしている所と違い、
子供の頃見た時のように、「ただそのまんま普通にいる」所。
そういう所に今一番価値を感じるし、旅情を感じます。


「忙中閑」ならず、「忙中旅あり」を目指しましょう!




蛍が気になる季節
とりぞう 6/7(水) 09:53:47 神奈川県/秘密/秘密

なかなか白川郷ならぬみちのく白河の里
満喫された旅情が夕焼け迫るシングルモルトに重ね合わさって
推察されます。
いよいよ今週末は満月ですね。
蛍の鑑賞は新月である今月末もいいのではないでしょうか。
いずれにしても晴れたり曇ったり雨模様であったり
梅雨季節は吉川英治の言葉が響きます。
「雨降れば雨を楽しみ、晴るる日は晴れを楽しむ。
楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところにも楽しむ」
水無月みな好きです。
29日お会いできれば幸いです。
「忙中閑あり」を目指しましょう!




赤銅色にモルトは染まる。
夢雲Miwa 6/6(火) 22:26:22 -/-/-


夢雲のさすらいの旅日記・3 (白河)


さて今回は福島の白河だ。ここはまさに東北の入口。季節が
夏に向かう程、爽やかな涼風が吹くエリアに目がいき、行きたくなる。
そして仕事の合間に地図をながめ、次どこへ行こうかなー?
なんてやってる時が一番楽しく、ハードな仕事の疲れも癒してくれる。


新幹線が止まる駅でふと見つけたここは、歴史もあり、
調べれば調べるほど奥行きが感じられた。よーし、いざレッツゴー!!


正直、大正解だった。今、「グリーンツーリズム」という事で、
里山や漁村の田舎にフラリと訪れることが、ひそかなブームだという。
分かる! とても充実した時間を送れる。
まず駅に降りたった時点で、最近は年輪を積み重ね、
その土地の良し悪しを把握できるほどになってきた。
バスで40分ぐらいの所に甲子高原という新緑爽やかなエリアを持つ
この土地だが、今回は街をくまなく巡ってみようという事で
(高原は次回に)、さっそく自転車を購入。
そして1つの目的だった白河ラーメンに舌つづみを打つ。(有名な
喜多方で120軒に対し、ここは90軒となかなか肉薄しているのだ)


田んぼの造形が美しい。流れる小川に咲き乱れる花々の、なんと
可憐なことよ。太陽の光は強く夏のものだが、標高の高いこの土地では、
それすらも爽やかに浴びることができる。空気がうまい。
自転車でフラリと景色を眺め飛ばしていけば、
気分はすっかりサスライ人の心境。見るもの全てが新鮮に映る。


最大の目的地だった南湖に到着。ここは白河城主:松平定信が造り、
身分を超えて領民に開放したことから「日本で最初の公園」とも
言われている。街の中にある湖としては、素晴らしく風格のある湖だった。
へたすると、ある種の山の観光地の湖よりもはるかにいいかもしれない。
こんな水辺が街の中で、住む人としっくり溶け合っているのだから、
ここはいい土地なんだなあとつくづく思う。


ふと湖畔の和風カフェに入る。ここも良かった。
しっとりと湖に寄り添うようにコーヒーが飲める。その後、
花や蝶や糸トンボを見たり、湖畔を一周したり、昼寝をしたり・・・。


そしていよいよ暮れなずむ湖にボートを借りてくり出す。
私1人だけだった。なんという贅沢!広い湖を今日は貸切ろう。
30分でひとくぎりなのだが、そのボートの主は、
『まあ好きなだけ乗って下さい』と言う。
観光客はあらかた帰ってしまった夕暮、何よりもありがたい言葉。
『今が一番いい時なのにねえ』と私が言うと、
『昔は今ぐらいの時分は、いっぱい乗る人がいたんだけど、
遊び方が変わってしまったんだろうねえ・・・』と。


ボート上から見る夕暮は絶品だった。おもむろに持参した
シングルモルトを取り出し、まずは今日の夕暮に乾杯だ。
クライヌリッシュ14年・46度。このスペックだけでも只者ではない、
私が一番愛飲しているハイランドモルト。
遙かスコットランドの湖沼地方と、この湖が時空を超え、
モルトを通してシンクロする。これは地球最強の火の水。
ゆらりゆらりと「南湖夕暮BAR」のできあがり。出色のBARだった・・・。


仕上げはボートの主が教えてくれた居酒屋「心」に立ち寄る。
やはり地元の人に聞くのが一番いい。店の雰囲気といい、肴といい、
板さんの気っぷといい、全てを兼ね備えていて最高だった。
この店に寄る目的だけでもまた来たいと思う程の店。
よく行く下田の「イワサ」もそんな店だが、
絶対に東京にはない静かさと穏やかさと旅の味がある。


持参し、新幹線の車中で読んだ森本哲郎氏の「空の名残り」が
まさにこの旅を代言していたのかもしれない。
一日のうちで夕暮に何よりも心惹かれる、と・・・。


さあ次回は満月とホタルの共演の旅。
山口か島根県、あるいは石川か富山県あたりを狙っている。






しゃくなげ色の時空に身を沈め・・・。
夢雲Miwa 5/27(土) 21:24:29 -/-/-


1週間から10日ぐらいの間隔で、ふらっと旅に出て、もう何年にも
なる。 日帰りが多いが、たまには1泊、ときには2〜3泊。
2泊3日ならビッグだ!と思えるほどのささやかで小さな旅^^
これがもう私の「旅人生」のライフスタイルのようにもなっている。


さて、今週は越後湯沢。始めて行く土地でもある。
始めての地は、いつでもワクワクするねぇ。
日帰りの「小さな旅」で、たっぷり夜まで満喫するには、
足の便が良くなくてはならない。そこで急遽選んだのがここ。


新幹線の駅で、駅の周辺がそのまま温泉地で、ちょっと登れる山がある所という事で・・・。
東京駅を8:52に出ても10:27にはもう着いているという手軽さ。
そして現地を21:30に出ても、東京に23:04に帰ってこれるという足回りの良さ。


川端康成の小説「雪国」でもおなじみの、まさにトンネルを抜けるとポッカリ現る、雪と湯の街。
ちょっとロープウェイで山に上がっただけで、雪の残る初春の風景にも出会えた。
そして水辺に咲く水芭蕉。トンガリボウシの、まさに「水の妖精」とも言える可憐な花・・・。


温泉地に来たからには、やっぱり夕暮れから入る露天風呂。
選んだのは、地上40mという謳い文句の、とあるホテルの湯。
スパのジャグジーのようだが、たまにはこんなのも悪くない。
青く暮れなずむ山間を見下ろし、身も心もとろけるまで湯に浸かっていた。


しゃくなげ色に黄昏る(遥かな尾瀬を想って・・・)時空に身を沈め、「ゼロ」になる境地。
露天とは素肌に自然の風を感じ取る事と見つけたり! 
ここは「湯の国、ジャパン」なのだなあと、つくづく思う。


仕上げは、もちろん温泉通りの居酒屋で一杯だ。
地元で採れた山菜の盛り合わせと、うどんすきの鍋でふっくら煮えたクロダイが絶品だった。
酒は当然、八海山。地元の人達の会話の中にひっそりと身を沈めるのが、妙に心地良い。


さあ次回はどこにしよう? 白河あたりかな。(渋いねぇ)
そして次々回は、いよいよ満月の旅だ。ホタルを狙うか?式根島か尾瀬か?
そう想うだけでも、心がゆったりしてくる^^




>マツさん、そう言えば確か郡山にお住まいでしたよね。じゃあ、裏磐梯は目と鼻の先。
東京在住者が高尾山に行くような感覚で行けるのですねー。うらやまし〜(笑)
サイト、拝見しましたが、素晴らしい! 写真も綺麗ですねー。
CJサイトとの相互リンクはOKですよ。どういう形がいいのか、よろしければメールください。






海賊王
マツ 5/23(火) 14:30:35 -/-/-

マツです。こんにちは三輪さん。


福島にいらしてたんですね。裏磐梯の五色沼の色はいつみても不思議ですよね。
今度、ボートにのって、水中映像をとってみようとおもいます。


jeepisland.com のほうにも投稿したのですがあたらしいドメインを取得してサイトをたちあげました。
webの技術的な発表の場として考えています。週末起業の一環として
面白いコンテンツを世に提供しようとかんがえています。


■M3 creator(エムスリー クリエイター)
http://www.creator.ms/


↑クリエイターマツをもじったアドレスです。 サイト名は、M3(エムスリー)と呼んでください。


↓こちらでは、ジープのイラストマップを使って、ジープの写真と映像を閲覧することができます。
Top > Flash Creation > Flashコンテンツ > ジープ島
http://www.creator.ms/flash/categorise/010contents/jeep.html


気になるポイントをクリックするとそのポイントの説明が表示されます。
また写真をクリックすると大きい写真がみれます。


2005年版、2006年版とジープの様子をカテゴリー分けしていけば
その情報は未来へのタイムカプセルにもなるとおもいます。


よろしければ、jeepisland.com 相互リンクを行いたいのですがどうでしょうか?
今年は、またジープにいければとかんがえています。




水面のターキッシュ・ブルー。 
夢雲Miwa 5/20(土) 22:19:57 -/-/-


今の世の中、「忙しい」という言葉はあまりにもあたりまえで耳タコ
なので、使うのはヤボと言いたいところだが、あえて言いたい。
『忙しいぞー!』 ・・・でもそんな日常の中に、
ちょっとした「心のさすらい」を取り入れる所がイキというもの。
スッとさりげなく、風のように舞う旅・・・。


今回はそんな私の、「小さな旅」の話をしようと思う。
もちろん「大きな旅」に越した事はないのだけど・・・。
んー、『今年こそ絶対行くぞー!中国のキューサイコーへ!!』


という訳で、先日福島の裏磐梯に日帰りで行って来た。
当然1泊したかったのだけど、翌日も仕事のスケジュールがびっしり・・・。
でもこのエリアまでなら、日帰りでも充分楽しめる。 足の便がいいんだよね、ここは。
昨年の6月中旬にも行っているので、約1年ぶりの再訪。
前回は1泊し、雄国沼まで足を伸ばし、レンゲツツジ、 コバイケイソウ、キスゲの
素晴らしい色彩の時空間に包まれたのだけど、
今回は花の季節にはちょっと早いという事で、 五色沼に全てを集中させた。


素朴な山道を往復2時間程かけて巡るコースの中に、 中小の沼が10個ほど点々と。
それぞれの沼の色が、五色どころか、時間の推移を合わせると、
無限の色彩を放ち、変化していく「様子」が私の大好きなところ。
そして原生湖を素のままにし、荒らさないという事で、 沼には直接足を踏み入れられず、
遠目に見るところも神秘性が増し、 とってもいい配慮だと思う。


ターキッシュ・ブルー=トルコ色の青。
トルコには神秘的でスピリチュアルな「青の文化」があるとしたら、
こんな湖沼の多い日本にも、「ジャパネスク・ブルー」といった 青の文化は確かにある、と思う。


そして、「エメラルドの伝説」・・・そう、あの懐かしいテンプターズの 永遠の名曲をクチずさもう。
団塊〜ポスト団塊の世代の人なら分かるよねー。 へへへ。




>とりぞうさん、仕事漬けは当分続きそうです。スカーッと「大きな旅」をしたいなあ。(笑)






流離人は年中無給?
とりぞう 5/17(水) 00:19:18 神奈川県/秘密/秘密

GW仕事漬け。
ですか?お互いに仕事があるだけ幸せと感謝感謝。
漬け込みも長くなると発酵しすぎて人の頭脳も
脳ストレス漬け。
同じ脳でもNOストレスと海を見にenjoy life!
東洋大学で再会期待してます。




春の陽
夢雲Miwa  5/8(月) 22:39:33 -/-/-


GW中はギッシリと仕事のスケジュールがつまっていたが、
何とか1日だけは、「心の開放と漂白」の日を作ろうと・・・。
さて、その貴重な1日をどこにするか・・・。


そこで、ガチャガチャと混んでないだろうという事で
狙いを定めた所は、冬に何度も行った内房。
今回は勝山から岩井を経て、富浦までを流した。 


これがドンピシャ! 特に富浦はさほど期待してなかっただけに、
とてもいい海岸を発見する事となった。始めていく地の、この探検感がたまらなくいい!
事前に余り情報を仕入れられないエリアだからこそ、いいのかもしれない。






波の形
夢雲Miwa  5/8(月) 22:38:29 -/-/-


家族や仲間で春の海遊びを素朴に楽しむ人々を眺めながら、
静かに海岸ベリを散策する。
ホテルやシャレたレストランが多い湘南と違い、
(これもまたいいのだが)
ここには民宿ぐらいしかなく、
かつての懐かしさもありシンプルさもある、
静かな旅の感覚が得られる。






花の夢
夢雲Miwa 5/8(月) 22:37:40 -/-/-


一年中海を感じていられる事の幸せ・・・。
そんな地元の人達に溶け込み感じる心地良いエキスが、
穏やかに体内に流れ込んできたような・・・。


そんな甘酸っぱい1日であった。






大自然の森に魅せられて
フーテン放浪者 5/7(日) 01:04:40 神奈川県/秘密/秘密


小網代の自然の森。
二回目にして見事にはまりました。
水先人の力強き同行の士を得て、
今回は単独行より魅力が倍増したことを痛感。
森の中央を流れるせせらぎよし。
五感を癒す森深き魔力よし。
干潟よし。
沿道の野の花々よし。
最後に山行のパートナーよし。
天候まで味方してすべて恵まれて最高!
次回はご一緒に。





   夢雲Miwa 5/8(月) 22:28:46;  [削除:]
小網代の自然の森、良かったようですねー。
このエリアは近場でもあり、私もふらっとよく足を伸ばす所。次回は是非!!
それと、東洋大学での「公開エコ講座」のお誘い、ありがとうございます。
可能な限り行きたいと思っています。

月灯りの富士山
せきもとなおひろ 4/29(土) 14:29:42 -/-/-


三輪さん、いつもお世話になっております。
今日は、月の大好きな三輪さんへ、月灯りの富士山を送ります。


3年程前に、小笠原で出会った仲間と富士山の8号目まで昇って、御来光を拝みました。
雲海から顔を出した朝日は、それは綺麗なものでした。


この月灯りの富士山は、富士登山の前日に撮影した物です。
気に入ってもらえると嬉しいです。


では、明日『白山会』でお会いしましょう!!





   夢雲Miwa  5/1(月) 18:05:44;  [削除:]
素敵ですね。「富士と月」というのも、今度狙ってみたいです。
白山「海」は楽しかったですね。また海の底に沈んでいきましょう!

シンガポールスリング色の大気。
夢雲Miwa  4/19(水) 20:43:58 -/-/-


低い山の稜線に落ちる夕陽もいい。
ほろ苦い味わいの、
このカクテルのような絶妙なグラデーション。


この日、富士のシルエットが、殊の外美しかった。
葉山から更に南下したここは、秋谷。


さあ逗子に戻り、今度は進路を西にとり、
湘南ロードを流してみよう。


とりぞうさん、仕事が混んでいて、東北桜は難しそうです・・・。
そう確かに、、有名な桜より、人知れず咲くさりげない桜の方に、今は惹かれますね。






過ぎ行くの春を求めて〜葉桜紀行
とりぞう 4/14(金) 09:44:30 神奈川県/秘密/秘密

心配していた通りの暗雲。
やはりそうだったのですね。
北みちのくもまだまだ北上桜前線に期待できますね。
花盛り過ぎし静かな上野寛永寺の八重桜これもまたよしと
酔眼朦朧の都内散策も
まだまだ捨てがたいですよ。
みちのくレポート楽しみにしています。
来週らく朝さんの鑑賞のチャンスあれば
ご招待しますよ。




プラージュ・スットの夜。
夢雲Miwa  4/11(火) 23:20:44 -/-/-


先日、葉山をブラブラと南下していた。


長者ヶ崎をちょっと過ぎたあたりか、ふと目に付いた店があった。
海に面して、ひっそりと佇む、イタリアンレストラン。
できるだけ葉山っぽい店を捜して、
最後にようやくたどり着いたのがここだった。




人知れず、あくまで静かに、そして夜の浜辺に浮かび上がるそのシーンは、
かつての名作映画、「サンロレンツォの夜」を思い起こす。


そしてその夜、奇蹟のように美しい二日月が、するどく西の空に浮かんでいた。
満月だけにこだわらず、いつでも月を感じる事。そしてその意志のスタイルの必要性・・・。
この夜。それがよーく分かった。
やがて鎌のような二日月が黄から赤へと染まり、消え入るように山あいに沈んでいく。
ホントに消えてなくなっていくような繊細な光だが、ひとつの物語を語るのに、それは充分だった。


とりぞうさん、今月の「月旅」は残念ながら日本列島をすっぽりとおおった雨雲で残念ながら・・・。
唯一、明日の南九州だけ晴。日帰りでの九州はさすがに・・・(笑) うーん、無念。
でもまだまだ桜時間は続きます。デイレイの桜旅で、来週以降、東北へいざ!!






春色に浮かぶボートピープル
とりぞう 4/5(水) 13:28:24 神奈川県/秘密/秘密


バラ色の人生ならぬ
桜吹雪の湖面で
お二人の行く末を
桜の怪しき魔性ともののあわれの美が
占っているよう。






湖面に映えるアート
とりぞう 4/5(水) 13:23:12 神奈川県/秘密/秘密


湖岸に目にも鮮やかな黄と紫のコントラスト。
湖面には花吹雪をあしらって過ぎ行く花盛りを惜しまん。






花の命は
とりぞう 4/3(月) 22:48:17 神奈川県/秘密/秘密

第二弾!松川浦。余程気に入ったのですね。
静かな湖面に一条の光。
紛れもなくベストワンショットの感激!
写真の世界を超えて迫ってきますよ。
湯畑の煙る中でのミントグリーンのモノトーンも
よかったですが、朧月夜の今月はどこを彷徨うのですかね?
楽しみですね。
明日は都内の最後の花見に出かけようかな。



   夢雲Miwa  4/5(水) 08:42:37;  [削除:]
今年の桜は早い早い・・・、もう散り際の美学。
昨年は信州・上田城での桜見だったので、今年は前線を北上し、東北の方を狙っています。
そして来週の月見はどこへ出没するか・・・実はあっと驚く所を考えています。
ところで、とりぞうさんが葉山へ行かれた前日、私も葉山を巡っていたのですよ!
奇遇でしたね。(笑) その「小さな旅紀行」は、後日に。

ムーンロード
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【2】 4/1(土) 20:11:32 -/-/-


今回、十四夜の
絶妙なペールブルー・ムーンタイムを
迎えることが出来た。


ここ松川浦では、静かな湖面に
鮮やかな月の道が浮かび上がる。


蒼い時空間を月がひっそりと支配する、
心に染みる絶景となった。


ここまで条件が整うことは、なかなかないだろう。


ふいに後から『月を撮っているんですかー?』という声。


振り返ると、30m程後方のホテルの窓から身を乗り出すように見ている女性の影。
和風モダンとも言うべく、なかなかお洒落なプチホテルで、
その佇まいが気に入り、その前の桟橋で撮影していたのだった。


『そうですよー。』 『キレイですねー。このまま歩いて月までいけちゃいそうですねー。』
『そこにお泊まりなんですかー?』 『いえ、ここの娘です。』


その後しばらく言葉を交わしていたが、この恐ろしくプライベートで貴重な時間が
決して損なわれる感じではなく、むしろ自然な感じで好ましかった。
しばらくして、たぶん窓からも東北のこの季節の冷気がいやおうなしに吹き込んでくるのだろう。


『寒いですから風邪をひかないで下さいねー。』 そして窓をしめる音。
『ありがとー!』






ムーンタイム
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【2】 4/1(土) 20:06:48 -/-/-


そんなやりとりをしている間も、
月は周囲のブルーの濃度が増すにしたがって、
徐々に光度を強め、少しずつ上がっていく。
月の道の造形が美しく変化していく。


そしてこの密度の濃い素晴らしい時空間に、
まだしばらく立ちつくすのだった。






ムーンスペース
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【2】 4/1(土) 20:05:18 -/-/-


このエリアの最大の景勝地、文字島。
ポッカリ浮かぶ月と、とてもマッチしている。


そあそろそろ帰らないと最終列車に間に合わない。


名残惜しむように、何度も何度もふり帰りながら
帰途についたのだった。


ここ松川浦は月を見る環境としては、その足の便、環境、地形、静かさ・・・、
今の所私の中ではベストワンにあげたい。






小さな湯畑に咲く花。
日光・白色時間 by 夢雲Miwa 【2】 3/26(日) 17:10:50 -/-/-


ミントグリーンは安らぎの色。


そして白く湯褪せた枯れ葉達は、
時の移ろいの歌を奏でる。








先々週、奥日光に行った時のことだ。凍てついた冬の高原の夕暮れの中、
お気に入りの源泉で湯けむりに巻かれながら暖をとっていた。
ふと足元のゴボゴボと湧き出る湯だまりに「ハッ!」とした。
硫黄を始めとした様々な温泉成分のせいだろう。自然に落ちた枯れ葉が変色し、
その不透明な湯面と相まって、怪しくも不思議な美しさをかもし出していた。
そしていつしか、その造形美に静かに引き込まれていった・・・。






ただ、あるがままに。
日光・白色時間 by 夢雲Miwa 【2】 3/26(日) 17:08:57 -/-/-


自然が創り出す何の作意も持たない、
こういった「無心の造形美」に今最も惹かれる。
そして最もアート性を感じる。
アートには、この新しい「発見の感覚」が重要だと思っている。


そしてただ感じたまま心と感性を解き放ち、
この「美」を心に映し出す事こそ旅の醍醐味。


・・・発見の軌跡の中を旅していく事。


今宵、このフォトと供に酔おうではないか。






夏の霧のように。
日光・白色時間 by 夢雲Miwa 【2】 3/26(日) 17:07:20 -/-/-


そして湯けむりのグラデーションの中に
陶酔していく・・・。






ラグーンユートピア
とりぞう 3/20(月) 00:26:23 神奈川県/秘密/秘密

ラグーンのユートピアの世界に誘っていただき、益々好調な月人浮世旅に
私もご相伴に預かりました。
昨年は私も島根の中湖と北海道サロマ湖のラグーンの魅力にとり憑かれました。
しかし、この月夜のベストスポットは絶品ですね。
写真一枚ブログにお借りしますね




空海の夢 (BLUE IMPRESSION)
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【1】 3/19(日) 02:21:02 -/-/-


今回の「満月紀行」は,いよいよ満を持しての
福島県相馬市にある松川浦。


ちょっと前から、その「地形の妙」のみで、
「ここはたぶんいい!」と狙いを定めていた所だ。
霞ヶ浦のようなこの潟湖は南北に長く、
太平洋との間が一番狭い所で30mぐらい。


まさに右に太平洋、左に湖が延々と続く。月や夕暮れを見るのに、理想的な地形になっている。
日本百景のひとつにも数えられているという。
地図を眺めながら次の標準を定め、まだ見ぬ時空に思いを馳せる事は、実にワクワクする事だ。


さて、フーテン旅人さんお勧めの常磐線で行きたかったが、特急ひたちでも4時間近く・・・。
月を見るベストポジション選びは、現地調査が全て。
その現地でたっぷり時間が欲しかったが故に、新幹線で仙台へ行き、
更に常磐線で戻るという、何とも不合理な行き方を選んだが、それでも到着が一時間早い。
車窓を愛での、のんびりとした列車旅は、次回にお預けとしよう。


松川浦の湖畔のホテルで一泊しての貴重な2日間だったが、
その両日とも晴れるという最高の気象状況に恵まれた。
初日の十四夜(ペールブルームーン)。この月も良かったが、
これより一時間遅く月が上がる十五夜(コバルトブルームーン)。この写真から掲載してみよう。


松川浦ごしに見る東側の水面は鏡のように穏やかだった。
実は月がこれから上るこのショット、今回で一番印象的で、好きな写真となった。
天空がコバルトに染まるその一瞬、海がバックの広大な東側を望むこの地には、
夕暮れの朱はいっさい入り込まない。


このショットこそ、まさにこの潟湖ならではの空間。
澄みきった、月すらも廃したブルー・インプレッションだった。






コバルトの空 
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【1】 3/18(土) 21:43:00 -/-/-


そしてふいに月が朱に染まりながら顔を出す。
コバルトの青が徐々に深みを増していく。


いつ見ても不思議な空間。
まさに非日常(夢の世界)のシンボルのような光景だ。






プルシャンの海 
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【1】 3/18(土) 21:41:32 -/-/-


更に月がゆっくりと上がり続ける。


朱の輝きが増し、
天空のコバルトが深いプルシャンブルーへと
推移していく。 






インディゴの気配 
松川浦・満月紀行 by 夢雲Miwa【1】 3/18(土) 21:39:49 -/-/-


そして朱が黄金色に変化し、
水面に美しい照り返しが描かれながら、
あたりもインディゴに染まり始める。


この間わずか10分もたっていないかもしれない。


異次元のように孤高で濃密な時空間を見守り続ける・・・。


さて、今回は東北・松川浦に出没だ。
この地にわざわざ月を見に行った人はほとんどいないだろうな。
夢雲の「月旅」も、いよいよ本格的な様相を呈してきた。
今後も先人のいない、全く新しい「感覚」・「切り口」・「ジャンル」にチャレンジしていこうと思う。










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